アイビーリーグ大学基金 2016年パフォーマンス評価

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1873年に開かれたハーバード、イェール、プリンストンによるアメリカンフットボールのルールを体系化するための会議は、後に「アイビーリーグ - 革命前の時代からの伝統をもつエリート8大学」として知られるスポーツ会議の始まりとなり、アメリカ人の気質や文化の形成に影響を与えました。これら8大学は大学基金の運用管理の先駆者となり、後世の人々に対し、教育遺産の確保という点で貢献しています。

2016年度のイェール大学の運用リターンはかつてないほどすばらしく、オータムクラシックの特徴を生み出しました。イェール大学にとって最大のライバル、ハーバード大学基金と比較すると、そのパフォーマンスはいっそう目を見張るものがあります。ハーバード大学は、不本意ながら20億ドルの基本財源が減少したことにより、大学の経営計画におけるファンディングの制限やハーバード・マネジメント・カンパニーの全ての投資戦略において、迅速な見直しの可能性があるとドリュー・ファウスト学長は述べています。

これらの事を受け、我々は、昨年我々が発表した大学基金の運用レポートに基づいて、2016年度のアイビーリーグの運用パフォーマンス(冒頭の棒グラフ)を詳細に、パフォーマンス要因の分析(次の図「Ivy League Endowments – Asset Class Exposures(DSA) – )を行いました。



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