コモンスタイルとアクティブスタイルの分析

■コモンスタイルとアクティブスタイルの分析

相関を超えて:MPIの投資の類似性を分析する測定法
投資選択や配分を決定する際に重要なことは、ファンドや投資商品がいかに相互に関連しているか、それがどのように類似しているか、異なっているかを理解することです。それには、相関のようなシンプルな線形測定を超えた測定が必要になります。コモンスタイルとアクティブスタイル™ はMPIの特許出願中の測定法で、ファンド対ベンチマーク、ファンド間、ポートフォリオ間の投資スタイルとファクターエクスポージャーの交差部分の類似や相違を測定します。ポートフォリオに携わっている方々や、年金プランや投信ファンドのラインナップにおいても投資決定とポートフォリオの構築の改善のための商品ごとのスタイルの多様化レベルが評価できます。

コモンスタイルとアクティブスタイルとは?
コモンスタイルは、MPIのファクターベースの測定法で、ファンドとベンチマーク、ファンド間の類似性を測定し、シンプルな線形相関より深く洞察できます。
アクティブスタイルは、MPIのファクターベースの測定法で、ファンドとベンチマーク、ファンド間の相違性を測定します。アクティブスタイルは、保有ベースの統計値、アクティブシェアと比べ、直近データや詳細なリターンベース分析を用いることでより正確な見解がわかります。

例:ファンド対ベンチマークの相関とスタイルメトリクス(コモンスタイル、アクティブスタイル)の比較

米国グロースファンドとS&P500との相関  米国グロースファンドとS&P500とのスタイルメトリクス

測定にどのような特徴がありますか?
MPIの精密なリターンベースのスタイル分析モデルに基づいて、コモン&アクティブスタイルはユーザーが指定したマネージャーや投資グループで共有される投資スタイルやファクターエクスポージャーの共通性を測定します。
既存のアプローチは保有ベースで、ファンドやポートフォリオが保有している実際の株式や有価証券の共通部分を見る典型的な非加重アプローチです。しかしMPIの測定は、保有情報やそれらの厳密な保有分類も必要としない、リターンの動きによるエクスポージャーからわかりやすく提供します。
コモン&アクティブスタイルはタイムリーで必要な情報は時系列リターンだけです。
保有ベースの測定の多くは遅延、不完全に報告されたデータに基づいており、有意であることは非常に稀です。
伝統的な相関の統計値は、金融商品の連動の類似性だけを測定します。MPIのコモン&アクティブスタイルは相互の集中を捉え、より正確でファンダメンタルな特性を基にした類似性の測定がわかります。

コモンスタイルは分析にどう役立ちますか?
コモンスタイルはファンドのラインナップやポートフォリオのモニタリングとともに、プランの多用化やポートフォリオ構築の改善に役立ちます。また、ファンダメンタルや経済的なエクスポージャーを基にしたMPIの類似尺度を使って、異なるマーケットシナリオにおいてポートフォリオから期待できる投資行動やリスクについてより理解が深まります。
年金基金や機関投資家は、選定したマネージャの商品ラインナップやファンドが、意図しないリスクが集中していないか、また想定したものから逸脱していないか確認することができます。例えば、エクスポージャーの重複や意図しないネッティングを支払っていないかなどです。
マネージャーのリサーチと選定に、コモンスタイルはファクターエクスポージャーに基づいた最適投資を見つけるためにファンド間の集中を評価するのに役立ちます。

コモンスタイルの大きさは何を示唆しますか?
共通性のレベルが高いということは、ポートフォリオ内、またはファンドラインナップ内で評価したファンドグループが共通のファクターエクスポージャーを持ち、分散性が少ないことを示唆します。

例:ファンド間の相関とコモンスタイルの比較
ファンド間のコモンスタイル ―スタイルの集中度合いの測定

このファンド間の共通性のレベルを示しているマトリクス(上図、Common Style Matrix)は、ポートフォリオのコンポーネント間の差異をすべて表しています。マトリクスの右下(上図、Common Style Matrix の右下の赤い部分)では、ターゲットイヤーファンド(上図、Common Style Matrix の ファンド 9-15)が相互に予想される関係を表し、ターゲットイヤー期間が長いほど集積度が低下していくことを図示しています。この左側では、満期が長い(株式の割合が高い)ターゲットイヤーファンドと債券ファンド(上図、Common Style Matrix の ファンド 7,8)との交差が低くなる事が示されています。ターゲットイヤーファンドと株式ファンド(上図、Common Style Matrix の ファンド 1-6)を比較すると、モデルは反比例の関係を表しています。さらに、これらの結果は、株式のエクスポージャーが高いものをターゲットイヤーファンドの満期ごとに一列に並べています。そして、重要な事ですが、このモデルには定性情報やファンダメンタル情報は加味されていません。これらの関係図は、リターンベースの分析により特定されたエクスポージャーの類似性から検出されています。

ファンド間の相関マトリクス―不十分な測定

これら2つのマトリクス(上2つの図、Common Style Matrix と Correlation Matrix)の比較をした場合、相関マトリクス(上図、Correlation Matrix)だけを見ると定量的に有意な洞察を見落とすかもしれません。それぞれのファンドを個別の有価証券のように取り扱うと、つまり個別の投資商品の組み合わせでないことは事実ですが、多くの株式ファンドは非常に高い相関がでてきます。これは従来からある極端な単純化の問題で、MPIの特許出願中のコモンスタイルの分析を使用することによりマネージャーやポートフォリオをより深く分析することができます。

アクティブスタイルは分析にどう役立ちますか?
マネージャーの選定において、アクティブスタイルはマネージャーの投資スタイルがよりアクティブなのかパッシブなのか正確な洞察を提供します。この相違は、好ましいスタイル管理と水準の達成の手助けとなります。
市場との相関が高い時期には、ファンドと同分類ファンド(特に異なるプロダクトであっても相関により同分類とみなされるファンド)の差別化を見るためにアクティブスタイルの分析が有効です。

アクティブスタイルとコモンスタイルのMPIの計算方法

ステップ1:はじめに2つのファンドまたはファンドとベンチマーク(上記の例のように)のヒストリカルエクスポージャーの詳細なリターンベースの分析を行います。

ステップ2:続いて、ファンドのエクスポージャーからベンチマークエクスポージャーを引きます。特定したファクターのオーバーウエイトまたはアンダーウェイトにより導かれた正と負の較差は アクティブスタイルの “ベット”を示します。コモンエクスポージャーは、共通部分のファクターエクスポージャーを示します。上記のチャートでは、ベンチマークに対してファンドの超過のエクスポージャーを時系列に表しています。

ステップ3:すべてのアクティブエクスポージャーの合計をアクティブスタイルといい、すべてのコモンエクスポージャーの合計をコモンスタイルといいます。コモンとアクティブスタイルの合計は100%になります。

ステップ4:このスタイルメトリクスは、上記のチャートのようにローリングベースや全期間の平均を計算することができます。

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